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白馬村をはじめとする今回の地震の報道について

白馬村をはじめとする今回の地震の報道について

地震のあった白馬村から
『白馬村をはじめとする今回の地震の報道について個人的にお願いしたい事』
という記事が発信されています。
http://sagapon.com/daise-re/blog/?p=6100

趣旨抜粋:
『確かに被害の大きい場所の報道は本来「正しい情報」なんだけど、その情報のみに重点が置かれると、村の全ての地域が被害を受けた場所のようなイメージが伝わり、誤報に近い「正しくないイメージ」として皆さんに伝わってしまっている気がします。
そして、テレビや新聞では「白馬村の惨状」を報じていて、報道がなされればなされる程、被害の少なかった地域の方たちからは「うちの場所は大丈夫」という全く逆方向の情報の配信と対応をしているのが今の状況です。』

先日取材が殺到して、こちらでも全く同じことを経験しました。
イエローナイフの事件は事件性を疑われた初日からどんどん事故・遭難の可能性へと捜査の重心がシフトしていったのですが、最初のインパクトのみでニュースが拡散してしまいました。

ニュースは映像勝負ですから、
『クローズアップされた事実』と『全体を見渡した真実』は違いますので、こうした個人発信の情報が簡単に見つけられるようになった現在では、メディアの情報は一歩引いてみるべきなのだと思います。

なお個人的経験ですが、イエローナイフの行方で私が対応した取材した方々の取材は範囲の広いもので、恣意的な質問をされることはありませんでした。
予測先行で質問された部分ももちろんありましたが、現地の実情を知らないが為の予測が殆どで、解説をすると納得してもらえていました(例:『犯罪ってよく起きるんですか?』との質問に対して、『増えてはいる。でも観光客狙いの泥棒などはまずいない。イエローナイフ住民は所得が高いので、住民を狙った方が効率がいいから』とか)。
ただ、限られた時間にインパクトのある記事にする必要のある編集時では、残念ながらどうしてもこうした背景は省かれてしまうようでした。

現地での速やかな回復を願っています。

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