メディアのみなさまへのお願い
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追記:最終報告はこちらです
メディアのみなさま
こんにちは。オーロラ情報局・しまです。
邦人女性行方不明事件についてお問い合わせいただく際は、恐れ入りますが
- イエローナイフってどんなところ?(街の概要が分かります)と
- イエローナイフの治安について(計3ページ)(街の治安関連を纏めています)
を先に参照ください。
参照いただいた上でご質問いただけると、更に具体的なご案内・返信が可能になります。
よろしくお願いします。
しま
コメント
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Crime Severity Index犯罪厳罰度指標(?)
島田さん、
今回の女性行く不明に関係するイエローナイフの治安特集はタイヘン興味深いものとしてよませんてもらいました。 概ねオーロラ観賞旅行後者に関する貴殿の見解は理解できるものですが、今回の記事は、イエローナイフの治安状態に関してやはり「大きな誤解」を産んでしまっているようです。 地元の観光業界のものとして治安は最大関心事のひとつです。 そこで貴殿の間違った「情報」で、今後イエローナイフを敬遠されるお客様が出てきてしまってはならないと思っています。
まず、貴殿の記事の引用していうる唯一の記事・統計を早急に取り下げてもらわねなりません。
貴殿の記事は・・・ 「なんと3位にイエローナイフ。。。ほとんどが軽犯罪ですが、イエローナイフは残念なことに、犯罪発生率の統計上はカナダの主要都市では犯罪の多い街なんです。。」 これは完全に間違えです。 (しかも、Yorktonとどこの町村かも分からないところの一新聞を取り上げるとはいささか驚いています。 もとはカナダ統計局の統計数値を使用しているのかもしれませんが。)
さて、肝心なこの統計は、Crime Severity Indexと言って、犯罪率、犯罪数ではありません。 カナダが開発導入したいわば犯行に対する司法で定めた処罰の内容を統計的に表す指標です。 無論人口も方程式に加えられているので、人口が小さい地域だあれば、処罰の重い犯罪があればそれなりにこの指標は上がります。 人口1万人以上を対象にしているこの統計では、年来イエローナイフや地方自治体の多くのインデックスは300に対して、大都市は100以下です。 だからと言ってこれらの地域でカナダで一番の犯罪数が発生している発生率が高いということはあり得ない話です。 もしろん、この指標がまったく無意味かというとそうではないと思います。 その使用目的によります。
イエローナイフでこの指標が高いのは、素人の小職の目には、家庭内暴力、男女関係に端を発する深刻な犯罪が多い気がします。 もちろん、人口がイエローナイフに集中し増えつづけるなかで、軽犯罪・迷惑犯罪などは日常的に耳にするところではあります。 後者に関しては、住民または観光客でも十分の注意と対策を講じることで防げることは世界中どこでも同じだと思います。 また、最近の日本も同じだと思います。 「昔はよかった」と言う人は多いでしょう。
最後に、今回にこの「行方不明」についても事故なのか、事件なのか、現時点ではRCMPも言明していません。
女性の夜の一人歩きなどもどの街においてもい言えることです。 最近日本でも、暗闇で指されている事件もありました。イエローナイフに限ることではありません。
ただ今、島田さんとお電話でお話できてよかったです。
小職のメールはhnagatani@auroravillage.comとなります。
ナガタニ
Aurora Village
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Re: Crime Severity Index犯罪厳罰度指標(?)
>>1 ながたにさん
統計資料についてのご指摘ありがとうございました。
私も〝発生率〝、〝発生数〝とこの指標について誤解していましたので、まず1ページ目を応急修正いたしました。
ご推測の通りこの指標はカナダ統計庁のものです。
原典の方が転載しやすかったのでYorktonという小さな町の新聞記事を引用元としていますが、2013年に発表されたこの記事は、2013年夏秋シーズンにイエローナイフの地元紙に転載されて、大変な反響を呼びました。
私もイエローナイファー(新聞社)に確認もしたうえで、個人旅行者の防犯になればと思いこの記事3ページを作成しました。
全て読ん頂いて意味のある記事なのですが、最初のページでのみで早合点をされる方が多かったとのことで、大変残念です。
新聞を読んだイエローナイフの方は、この「指標では大都市100に対してイエローナイフは300(ただし、2014年の資料では数割下がっているようです)」というデータをみて「やっぱりか」と思った方が多いようです。2014年10月現在でもこの数値を覚えている街の人は多く、ときどき話題に上っています。
ご指摘の通りこの指標は小都市だと数値が高く出やすいものだそうですし、イエローナイフの場合、家庭内暴力などで数字が上がっているのも大きいと思います。この記事を作成時にはその視点が抜けていたので、ご指摘を感謝しています。
それからこの新聞記事の発表以降、街では防犯意識が高まり、2014年夏からの「警察によるパトロール強化」につながっています。定期的にパトカーが路地まで巡回してくれるようになったおかげで、今夏はダウンタウンの路地に溜まっていたホームレス風の方数が大幅に減りました。
しかしそれに反して住宅街区でのBreak-inは増えてきています。数年前より『〇〇でBreak-inがあった』という日常会話は増えてきましたし、街区ごとに不審者情報の共有に努めていたりします。
ダウンタウンの治安が改善されたと感じられていたので、大変に残念ではあります。
以上の事を踏まえまして、近年増えてきている個人旅行者の『オーロラ自己鑑賞』でのトラブル発生を防ぐべく、防犯記事3ページを作成しました。
記事全てをお読みいただいたとおり、一般の旅行者に対してはイエローナイフの治安、私もかなり安全だと思っていますし、実際の旅行者のブログにある『(通常の旅行パターンなら)とても安全な街』についても同感であると思います。
ただし、旅行者数が増えれば自由に行動する方の数が増えて、大きな問題が起こりかねないと判断しました。
観光案内所のコメントのように『個人旅行者は5%程度』だったとしても、年間旅行者が15000人なら750人。そのうちの一人旅の方もおそらく100人は超えています。
トラブルの可能性と回避策については、2ページ目以降を読んでいただいた方には必ずお分かりいただけていると思います。
また、イエローナイフはちょっと街区から外れれば街の中でも『遭難』しかねませんので、このページはその防止のための付随資料という面も持足たせました。
それから、ながたにさんの指標についての解説、大変分かりやすいのでなるべく資料解説として引用させてください。
よろしくお願いします。
オーロラ情報局・しま