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オーロラツアーパッケージは申し込むべきか?

オーロラ旅行のツアーパッケージとは、
通常のオーロラ鑑賞に加えて空港送迎、防寒服や市内観光、プランによっては宿泊先までひとまとめにしたツアーで、現地のツアー会社が販売している商品です。

しかし近年は海外旅行も個人手配で旅行する方が増えて、最近では航空券だけではなく宿泊先やツアーも個人で手配する人が増えてきました。

イエローナイフでもこの傾向が見られますが、それに伴ってこのような質問を受けることが多くなりました。

オーロラツアーのパッケージには空港送迎が付いていますが、(三日間滞在で)パッケージではなく、オーロラツアーのみを申し込んでも良いのでしょうか?

毎シーズン、この質問はよく受けます。
結論から言いますと、空港送迎付きのオーロラパッケージは
『申し込んだ方が良い』とお答えしています。
空港送迎を付けておいた場合のメリットが多いからです。
一見「余計なサービス」と見えなくもない空港送迎ですが、どこにそれ程メリットがあるのかを、これから解説します。

オーロラ旅行でのツアーパッケージのメリット・ディメリット

まずは、同じツアー会社に申し込む場合の、空港送迎付きパッケージの利点・不利点を整理します。

オーロラパッケージのメリットは以下の通りです。

  • ツアーのスケジュールが決まっているのでいろいろ考える必要がなく、申し込みが楽
  • 係員より到着時に、街やツアーの情報を効率よく集められる(ホテルへのチェックインまでに質疑応答が出来るので)
  • 市内観光もセットなら街を効率よく回り、個人では知りえないことを教えてもらえる
  • ウェルカムキット(滞在用資料など)が用意されることがある
  • 防寒服が到着後すぐに借りられる(初冬・冬・春季)
  • 航空便遅延に対応してくれる(←これが最重要)

ディメリットはこんな感じです。

  • (額面上は)料金が高くなる(空港送迎のあるホテルだと余計にそう感じる)
  • ちょっとしたアレンジが面倒

このように、ツアーパッケージは意外にメリットが多いです。

オーロラツアーの行動パターンとスケジュール

オーロラ旅行は深夜に活動するので、午前中の多くは睡眠時間になります。
そのため、街の散策や買い物などは午後に行う事になりますが、街の情報が無ければまずそれを調べる所に時間を使う事になり、行動時間がぐっと少なくなります。そして冬季オーロラだと日没が早いため、ちょっと出歩くとすぐに暗くなってしまいます。

ですが、空港送迎付きパッケージならガイドが付いているので、調べないと分からないことは質疑応答の時に質問すればすぐに教えてくれることも多いです。また、案内を受けている時に生じた疑問もやはりすぐに質問できるので、情報集めの時間を大きく節約できます。

最終的には、パッケージのメリットとは「オーロラ鑑賞のみのツアーとの料金差に比べて価格が見合うのか?」という事になりますが、実はパッケージツアーは価格差以上の効果があります。

パッケージの最大のメリット

一番のメリットは「航空便遅延に対応してくれること」で、この項目だけでディメリットを完全に払拭します。
この一点だけで、他のメリットが無くてもパッケージに申し込むメリットになるほどです。

もしイエローナイフに移動する日に、カルガリーやエドモントンから飛行機に乗るだけならそれ程問題がありません。
遅延リスクが低いですから、午後到着の便で多くの人が予定通り到着できるでしょう。
そしてこのケースの人は旅行慣れもしている方が殆どでしょうから、オーロラ鑑賞のみの申し込みでも良いかもしれません。
(ただし「イエローナイフに到着後、街の情報は自分で調べないといけない(オーロラツアーは夜までガイドに会えない為)」というディメリットはあります)

しかし、殆どの旅行者はイエローナイフに到着する日に、トロントやバンクーバー、または海外から飛行機を乗り継いで到着されます。

途中の乗り継ぎがある場合(特に海外からの乗り継ぎがある場合)ですが、イエローナイフへの到着はその日の午後、夕方、または夜になります。
イエローナイフ便へ乗り継ぐためのカルガリー、エドモントン行き航空便がスケジュール通りに到着すれば問題ありませんが、航空便には遅延は付きもので、それによって本来の乗り継ぎ便に間に合わないケースが出てきます。

空港送迎付きのパッケージの場合、振り替えてもらえた後続便が深夜になったとしても、その晩のオーロラ鑑賞に(時間が遅くなっても)参加できるように手配してもらえます(これを「レイトオーロラ」と言います)。
各ツアー会社はこうした事態に備えて、夕方以降に到着する空港送迎付きパッケージの旅行者向けに、通常時間のオーロラツアーとは別に、レイトオーロラ用の車両や係員を用意しています。ちなみに人数がある程度分かっているため、この便には余分な席はあまりありません。
大量の遅延者が出た場合、規模の大きなツアー会社ほど大変ですが、大急ぎでスタッフと配車を組み替えてこのレイトオーロラになる旅行者に対応します。

空港送迎付きのパッケージツアーは、この遅延して到着する旅行者をサポートする機能を持っています。
そして到着時間が遅すぎてもしそれも不可能な場合でも、何かしらの対応はしてくれることが多いです。

では、もし空港送迎を付けずにオーロラ鑑賞のみの申し込みにしていた場合はどうなるか?
予定便に乗り遅れて夕方や夜の便での到着になってしまうと、オーロラ鑑賞のお迎え時間に間に合わなくなることがとても多くなります。
この場合のオーロラ鑑賞は「お客様都合による不参加」という事になり、到着日のオーロラ鑑賞に乗り遅れるだけでなく、キャンセルチャージも100%かかります。

また、当日になって『空港送迎を付けたいです』を申し出ても、ほとんどの場合は(車両・施設・係員いずれかに余裕がないので)このレイトオーロラへの参加はほぼ不可能になります。
もともと、オーロラツアーのみの参加者とツアーパッケージに参加する旅行者では、申し込み時に旅行会社が求める情報量がまるで違います。ツアーを受ける際にその情報をすべて活用してスケジュールを組みます。ですので、当日の参加数時間前にその情報を貰っても、その短時間ではツアーを組み直すのは不可能です。

という事で、単純に値段だけ見比べると空港送迎付きのオーロラパッケージは割高に感じますが、実際にはそれを補うだけの大きなメリットがあります。
何と言っても、お一人さま100ドル程する到着日のオーロラ鑑賞がパーにならずに済みますから。
そしてこのような形で遅延した日にツアーに参加できず、雲がちな週にイエローナイフに滞在していて、もしその到着日の晩にしかオーロラが見られなかったら目も当てられません。

乗り換え空港でイエローナイフ行きの航空便に間に合えればもちろん何の問題もありませんが、空港送迎付きのパッケージは、間に合わなかったときの保険の役割も持っています。

という事で、空港送迎込みのツアーパッケージは、リピーターの方以外にはなるべくお勧めしています。

オーロラ旅行の日程は、通常の観光旅行のスケジュールとは大きく違います。
「ほかの地域では問題なく旅行できてた」という方もおられると思いますが、
『到着したらそのまま防寒服貸し出しが始まり、ひと段落したらすぐにツアー出発』という、
オーロラツアー独特のスケジュールで旅行された経験がある方は少ないと思います。

それに、元々イエローナイフ自体が観光地ではありません。
旅行者の事を考えた街づくりのされていない所にいきなり放り込まれますから観光地に比べると街に案内情報が少ないので、慣れている方でも街の様子に面食らう方も多いでしょう。

「それでも私は大丈夫」という方は構いませんが、ちょっとでも「大丈夫かな?」と思った方は、パッケージを利用してお越しください。何も起こらなければラッキーですし、何か起きたときには料金以上のサポートがあります。

なお、日本語ツアー以外のツアー会社には、こうした保険的なサービスの概念があまりありません。
「空港送迎OK」と謳っていても送迎料金やパッケージ料金がそれほど高くない場合、夜のフライトはまず受けてくれないですし、乗継できずに夜の便に振り替えになっても迎えに来てくれないでしょう。
また、逆に上記のサービスがOKなところは空港送迎料が結構高かったりします。
どちらも、申し込み時にしっかり確認してください。

(2013年9月)

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